こんにちは。行政書士・情報処理安全確保支援士の毛利です。
日頃のちょっとした悩みに行政書士がお答えする、教えてもーりーのコーナーです。
今回は生活保護申請時の収入に関するご相談です。
低額の収入があるのですが、生活保護を申請することはできるのでしょうか?
毎月収入があるけれど、それだけではとても生活ができない!ということで、とても苦しい生活をしている方がいます。少しでも収入があると生活保護が受けられないと考えているのであれば、それは誤解です。
世帯収入が「最低生活費」以下であれば、生活保護制度は利用することができます。この収入が、家族などの身内からの仕送りであっても同様です。
収入と最低生活費の差額分が支給してもらえます。
また、世帯収入が最低生活費よりも少し上回っている場合でも、医療費や介護費が多額にかかるようなケースではその事情が考慮されます。これはケースバイケースなので、まずは申請してみてください。
だいたいの最低生活費はこのくらい
最低生活費は生活扶助と住宅扶助の合計金額です。
生活扶助 | 日常生活に必要な費用(食費・被服費・光熱費等) |
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住宅扶助 | アパート等の家賃 |
お住まいの地域や家族構成によって少し複雑に計算されます。頻繁に見直しされることもあり、一概にこの金額だよっということはできませんが、大体の目安は以下のような感じになります。
- 単身者は1ヶ月あたり、10万円〜13万円
- 夫婦2人世帯であれば、15万円〜18万円
- 母子家庭は母子加算によって平均すると、約19万円
- 子供がいる4人家族であれば、30万円近くになることもある
正確な金額が知りたい場合は、厚生労働省のHPまたは各自治体のHPなどで確認してみてください。この計算式は、複雑ではありますがすごく難しいわけではありません。相談のご依頼などをいただければ、個別に計算してみることも可能です。
最後に
生活保護を検討するような状況では、本当にギリギリの生活を強いられている方ばかりだと思います。悠長に相談なんてしていられないよっというときは、迷わず申請してしまってください。
自治体の担当の窓口で用紙をもらって、わかる分だけ書いて提出すればいいのです。申請さえすれば、申請日から原則14日以内に書面で結果が通知されます。足りない分は後日確認されたときに回答すれば大丈夫です。
他にもわからないことや知りたいことが、いろいろとありませんか?
そんな時は当事務所へ、お気軽にお問い合わせください。